10月23日にFinal Cut Pro X 10.0.6がリリースされ、メディアの読み込みとタイムラインの書き出し画面のインターフェイスが変更。これまではファイルベース素材の読み込みと、既にQuickTImeデータになっている素材の読み込みは別々になっていましたが「メディアの読み込み」として統合されました。
ただ残念ながら、AVCHDのmtsファイル単体での読み込みには非対応のままでした。OS X Mountain LionになってからようやくQuickTime PlayerでもAVCHDの再生できるようになりましたが、同じくmtsファイル単体ではできず、Appleさんはあまりそこを改善するつもりがないのかも知れません。Premiereなどは既にmtsファイル単体でも読み込み可能で、QuickTimeへの書き出しにも対応しており、遅れている感じがします。
タイムラインの書き出しも変更され、よく使う形式をプリセットとして保存しておくことが可能になりました。
また、FCP Xと共にCompressorもアップデートがリリースされた為、「もしかして64-bit化されたかも」と期待していましたが、またしても肩すかしを喰らいました。32-bitのままです。
せっかくFCP Xになって64-bit化してレンダリング等が速くなっても、完成後に様々なコーデックへの変換を担うCompressorがいつまで経っても32-bitのままというのがどうも納得いきません。毎回Compressorのアップデートのたびに期待しているのですが、いつになったら64-bitになるのやら…。