2012年10月31日

ソニー発表の最新コーデック「XAVC」

ソニーさんがCineAltaシリーズの新機種「PMW-F55」と「F5」を発表。「F55」は4Kまで、「F5」は2Kまでに対応しているようです。それと同時に、収録コーデックのひとつとして新開発「XAVC」を発表しました。xavc-info.orgに掲載されているニュースリリース中の概要を引用します。

Built with the principles of workflow efficiency, evolution and optimised image quality at its heart, Sony’s XAVC can support the following content formats:

  • 4K (4096 x 2160 and 3840 x 2160), HD and proxy resolution
  • MPEG-4 AVC/H.264 video compression
  • 12, 10 and 8 bit colour depth
  • Up to 60fps
  • MXF wrapping format can be used
  • 4:4:4, 4:2:2, 4:2:0 colour sampling
XAVC 30 October 2012 News Release(pdfファイル)

MXFラッパーで、「AVC」という名前からも判りますがMPEG-4 圧縮、IntraあるいはLong GOP。プロキシ用映像も用意されるようです。また、AvidやAdobe、Final Cut Pro Xなどのノンリニア編集アプリケーションでも対応可能になるとのこと。

ソニーさんの海外向け PMW-F55 フォーマット解説には各収録コーデックのビットレートが掲載されていました。

PMW-F55 収録コーデック解説

PMW-F55 Choice of recording formats

XAVCはソニーさんの中で、パナソニックさんのAVC-Ultraのような位置づけに思えます。元を辿ればMPEG-4圧縮ですが、そこから派生したコーデックがどんどんと乱立していきます。

2012年10月27日

FCP Xのメディア読み込みと書き出しインターフェイスが変更

10月23日にFinal Cut Pro X 10.0.6がリリースされ、メディアの読み込みとタイムラインの書き出し画面のインターフェイスが変更。これまではファイルベース素材の読み込みと、既にQuickTImeデータになっている素材の読み込みは別々になっていましたが「メディアの読み込み」として統合されました。

メディア読み込み画面の統合

ただ残念ながら、AVCHDのmtsファイル単体での読み込みには非対応のままでした。OS X Mountain LionになってからようやくQuickTime PlayerでもAVCHDの再生できるようになりましたが、同じくmtsファイル単体ではできず、Appleさんはあまりそこを改善するつもりがないのかも知れません。Premiereなどは既にmtsファイル単体でも読み込み可能で、QuickTimeへの書き出しにも対応しており、遅れている感じがします。

mtsファイル単体では読み込み不可

タイムラインの書き出しも変更され、よく使う形式をプリセットとして保存しておくことが可能になりました。

書き出し画面の変更

また、FCP Xと共にCompressorもアップデートがリリースされた為、「もしかして64-bit化されたかも」と期待していましたが、またしても肩すかしを喰らいました。32-bitのままです。

Compressorは32-bitのまま

せっかくFCP Xになって64-bit化してレンダリング等が速くなっても、完成後に様々なコーデックへの変換を担うCompressorがいつまで経っても32-bitのままというのがどうも納得いきません。毎回Compressorのアップデートのたびに期待しているのですが、いつになったら64-bitになるのやら…。

2012年10月24日

新型 iMac オプションのFusion Driveが気になる

昨夜のAppleさんの発表会で噂のiPad miniが発表されました。事前にリーク情報が飛び交うのが当たり前となっているので残念ながら新鮮みはあまりありませんが、ようやくといった感じです。ただ、Retina Displayではない辺り、来年に早くも「新しいiPad mini」が出そうで、思い切り飛びつくことが出来ません。

目玉だったであろうiPad miniのほか、Macも複数モデルが発表となり、中でも気になる存在なのがiMacです。iPad miniと同じくRetina Displayでなかったのが残念ではありますが、新しいオプションとして登場した「Fusion Drive」というのが気になります。AppleさんのWebサイトによると、

Apple Online Storeで構成オプションとして用意されているFusion Driveは、従来のハードドライブが持つ大容量のストレージとフラッシュストレージの優れた性能を組み合わせた画期的なアイデアです。Fusion Driveを搭載したiMacは、コンピュータ本体の起動、アプリケーションの起動、写真の読み込みなど、ディスクへの負荷が高いタスクをよりスピーディーに、より効率良く処理できます。なぜなら、頻繁に使うデータは高速のフラッシュストレージに保存され、あまりアクセスしないデータはハードドライブに保存されるからです。

iMac - パフォーマンス

標準仕様でのストレージは1TB HDDですが、オプションで768GB SSD、1TBまたは3TB Fusion Driveが選択可能。SSDとHDDの良いところ取りをしたドライブのようで、思い出されるのはやはりSeagateさんのハイブリッドドライブ Momentus XT シリーズです。

Seagate Momentus XT 750GB

シーゲイトのSSHDは、NANDフラッシュ・ソリッド・ステート・ストレージと従来のハードディスク・ドライブ・ストレージを統合し、2つの強みを組み合わせたドライブです。SSHDがあれば、ソリッド・ステートのスピードとハードディスク・ドライブの容量を、ソリッド・ステート単体の手頃な価格で手に入れることができます。

Momentus XTハイブリッド・ドライブ

説明を読む限り、何となく近いもののようです。サイトに書かれているような効果が本当にあるのか、気になります。

2012年10月17日

SanDiskのUSB 3.0 フラッシュメモリーを試す

SanDisk Extream USB3.0 32GB

MacBook ProとMacBook AirはMid, 2012 モデルからUSB 3.0 インターフェイスが搭載されるようになりました。思い返すと、高速なインターフェイスとして既にThunderboltがある為、AppleさんはあまりUSB 3.0に興味が無いのかと思っていましたが、案外すんなり導入したように思います。USB 3.0は単純に高速なインターフェイスであるのに対し、Thunderboltは高速なだけではなくSonnetさんの製品のような外部機器への拡張性といった棲み分けがあるように感じられます。

Macユーザーにとって縁遠かったUSB 3.0が一気に近くなり、ちょっとしたデータの持ち歩きに使っているUSBフラッシュメモリーもせっかくだからと3.0のものを試してみることにしました。USBは後方互換もあり、もちろん速度は2.0ポートの場合は2.0の速度になってしまいますが、3.0ポートが無いMacでもとりあえず「使えない」ということはありません。

Amazon.co.jp: SanDisk Extream USB3.0 32GB

秋葉原で適当なものがないかと探していたところ、SanDisk製の16GB、32GB、64GBが売っており、値段も容量も手頃な32GBを選びました。最近の流行なのか、セキュアな2GB オンラインストレージ付き。

Blackmagic Disk Speed Test

Blackmagic Disk Speed Testで計測してみました。フォーマットはMacとWindowsで共用できるように「ExFAT」、負荷は1GB。ReadもWriteもパッケージに記載されている理論値が出ていることに驚きました。

SanDisk Extream USB3.0 32GB

見た目はなかなかカッコイイですがメモリー本体は長く、差した時にどうしても出っ張ってしまいます。あまり出っ張っていると何かにぶつけてUSB端子が曲がってしまう、心配性すぎるとは思いながら、ついつい想像してしまいます。USB 3.0の短い延長ケーブルも購入し、直接差すのではなくケーブルを介して接続することにしました。

Blackmagic Disk Speed Test(USB 3.0 延長ケーブル 経由)

延長ケーブルを介した場合に速度は落ちてしまうのでしょうか。ケーブル経由でもDisk Speed Testで計測してみたところ変化無し。安心です。

これまでは8GB程度のUSBフラッシュメモリーを複数持ち歩き、用途別にというよりはその時にちょうど容量が空いているものにデータを入れる、といった場当たり的な使い方をしていました。今回32GBというけっこう容量が大きく、しかもUSB 3.0が使える環境では転送も速い為、まずはこのメモリーにデータを一元化する方向で、上手く活用していこうと思います。

2012年10月14日

OS X Mountain LionにQuickTime Player 7をインストールする

QuickTime Player 7

ふとOS X Mountain Lion環境でもQuickTime Player 7が使えるのかと検索をかけてみたところ、すぐにApple公式の「QuickTime Player 7 のインストール」というページが引っかかり、どうやらLion、Mountain Lion環境にも「QuickTime Player 7(Mac OS X v10.6.3 またはそれ以降)」からダウンロードしてインストール可能とのことです。

今使っている新しいMac環境ではFinal Cut Studio(2009)と一応決別しているのですが、QT Player 7を使う必要があり、入れてみました。FCS(2009)もMountain Lion環境にインストール可能ではありますが、どうも動作がおかしくなる時があるという情報もあり、レガシーなアプリケーションを最新のOS上で使う不安はあります。しばらく様子を見てみようと思います。

2012年10月11日

ソニー製アクションカメラ「HDR-AS15」はレンズに期待

CEATEC JAPAN 2012 ソニーブース

先日行ったCEATEC JAPAN 2012のソニー製アクションカメラ「HDR-AS15」をほんの少しだけ触ってみました。アクションカメラといえば現状最もよく見かけるのはGoProで、夏に発売されたJVC製 GC-XA1などもあり、最近盛り上がっているように思えます。

過酷な状況でも使用可能なのがウリのアクションカメラですが、GoProは画質があまり良くないのが少々気になっていました。GoPro HD Hero2のFull HDサイズ撮影時のビットレートは約15Mbps、HDR-AS15は約16Mbpsと発表されており、圧縮コーデックはともにH.264で、記録に関しては仕様上はほぼ同等と言えます。

そこで差が出てくるのが搭載されている「レンズ」ではないかと考えました。HDR-AS15はさすがソニーさんということで「Carl Zeiss Tessar」レンズを搭載しているとのことです。記録されるデータの仕様にばかり目が行きがちでしたが、「Zeissは世界中どこでも作られてもZeiss」ですので、Zeissブランドを冠したレンズによって映像に差が生まれてくるのではないかと、期待できます。

2012年10月9日

GoFlex FireWire 800 Adapterを購入

以前購入したGoFlex Thunderbolt AdapterのFIreWire 800版を購入しました。同じくSATAのドライブを差し込んで使えるようになっており、本来はSeagate社純正ドライブを使うことが想定されています。インターフェイスがThunderboltのみだと自分のMacBook Proで使う分にはいいですが、職場などのMacProには対応できないのを不便に感じていました。まだ全く試していませんが、アダプターを交換することで、同じドライブをインターフェイスを換えて使用できそうです。

GoFlex FireWire 800 Adapter

おそらく日本では未発売と思われますがAmazon.co.jpで購入可能。4,000円弱で手に入る為、FireWire対応の2.5インチケースを買うより安価だと思います。

2012年10月6日

2Kや4Kのモニターについて思うこと

仕事の合間にCEATEC JAPAN 2012へ。到着が遅くなった為にあまり観て回れませんでしたが、ソニーさんブースの展示でちょっと思ったこと。

これまでFull HDを上回る解像度の2Kや4K モニターの必要性が全く理解できませんでした。大画面でプロジェクションするような場合には解像度が高い方がもちろん有利なのは解りますが、テレビなど一般家庭内に置くものに関してFull HDで全く問題無いと思います。そもそも2Kや4Kの映像コンテンツ自体などほとんど存在しない状態で、出力するためのモニターだけがやたらと先行している印象を受けます。

上に写真を載せましたがソニーさんブースに「2Kモニターと4Kモニターの解像度比較」の展示がありました。英字新聞を静止画像として表示させているだけで、映像が流れている訳ではなかったのですが、2Kモニターと4Kモニターとで新聞の「文字」がどちらが読み易いかという比較です。当然4Kの方が解像度が高いぶん文字がくっきりはっきりと表示され、読み易かったのですが、これまで理解できなかったFull HDを超える解像度のモニターについてある方面に「なるほど」と思いました。それは「映像以外への用途」についてです。

私は少し前からMacBook Pro Retinaを使っているのですが、ディスプレイの解像度は2Kと非常に高精細で、以前使っていたMacBook Proや仕事で使うCinema Displayの画面ではどうも「足りない」と感覚があります。ブースの4Kモニターに表示される英字新聞の文字の読み取り易さから、テレビなど映像コンテンツを出力するためのものではなく、コンピュータやタブレット、スマートフォンといったものの「ディスプレイ」でこそFull HDを超える解像度は有効利用可能ではないかと感じました。これまで実写映像を4Kモニターで出力している展示は何度も観たことがありましたが、文字の読み易さについての比較を目にしたのは今回が初めてで、方向性として合っているのかは判りませんが、これまでピンときていなかった2Kや4Kについて少し理解できたような感覚になっています。

ただ、NHKさんブースに参考展示されていた8K スーパーハイビジョンなんかになってしまうと、もう解りません(笑)。ゆくゆくはスーパーハイビジョンでの放送を目指しているそうで、夢があっていいとは思います。