2012年9月23日

Final Cut Pro XからYouTubeに動画投稿

Final Cut Pro X YouTube設定画面

Final Cut Pro 7で編集した動画をYouTubeにアップロードする場合、QuickTime変換かCompressorに送信してH.264などに変換を行ってから、Webブラウザ上でYouTubeにアクセスして書き出したQTデータを選択してアップロードして…という一連の流れがありましたが、Final Cut Pro Xでは「共有」メニューから「YouTube」を選ぶことで変換から自分のアカウントへのアップロードまで自動的にやってくれました。これまで使ったことがなかったので、実際に使うまではYouTube用に変換設定が用意されているのかと思っていました。ほかにもFacebook、Vimeoといったメニューがあります。

Share Moniter

設定画面でアカウント名とパスワード、動画タイトルや説明を入力します。変換が完了したあとにアップロードの工程に入ると別ウインドウが表示されるのかと思いきや、「Share Moniter」の詳細情報ではYouTubeにアップロードが完了すると「100%」となりました。そういえば、Share Moniterは以前は「Batch Moniter」という名称だったので何かまだ違和感があります。

この変換からアップロードまで自動的にやってくれるのは確かに便利ですが、何でも自動というのも考えもので、変換完了後に映像と音声のプレビューができるといいように感じました。今回試した際には一度「このムービーをプライベートにする」にチェックを入れ、YouTubeアップロード完了後にすぐに一般公開されないようにするよう対応。

2012年9月21日

Final Cut Camera Archiveのアイコンはフィルム缶

Final Cut Camera Archive

AVCHDやEOS MOVIE等のネイティブデータをメモリーカードから吸い出し、ローカルへアーカイブ化して保存しておく機能がFinal Cut Pro Xにあることは知っていましたが、使ったことがありませんでした。Final Cut Pro 7ではフォルダ階層そのままに保存するか、ディスクイメージとして書き出していましたが、今回FCP Xで初めて使ってみたところ「Final Cut Camera Archive」という独自形式のファイルとなりました。拡張子は「.fcarch」。

気になったのは、Finder上から開こうとしても「開くために設定されているアプリケーションがありません」と表示されてしまい、右クリックの「このアプリケーションで開く」からFCP Xを選んでも開けず、FCP X上で「カメラから読み込む」メニューを選ばないと中身の確認もできないことです。

訂正:「.fcarch」ファイルを右クリックし「パッケージの内容を表示」を選択することによってFinder上から中身を確認することができました。

さらにアーカイブ化を行うと選択したドライブの直下に「Final Cut Camera Archives」というフォルダが生成され、その中にFinal Cut Camera Archiveファイルが作成されるのですが、それを別の階層に移してしまうと「カメラから読み込む」メニューにも表示されなくなってしまいます。ここら辺はFCP 7の「切り出しと転送」メニューで任意のフォルダを選んで展開したりしていた感覚からすると、ちょっと不便に感じました。

面白いのはFinal Cut Camera Archiveのアイコンが「フィルム缶」になっていることです。今はVTRだったりメモリーカードやディスク、LTOなどデータでアーカイブするのが当たり前となっていますが、もともと映像を長く残すといえば「フィルム」だったことに由来するのでしょうか。そういえばタイムコードなどの情報は消えてしまいましたが、FCPのアイコンも「カチンコ」あるいは「ボールド」のままだし、Compressorもフィルムのようなものを挟んでいるデザインです。多くの人がイメージできるからといった理由があるのでしょうが、レガシーなものをバンバン切り捨てていくAppleさんらしからぬ部分を感じました。

2012年9月17日

ZEROSHOCKケースに入れて2.5インチドライブを持ち歩く

GoFlex Thunderbolt Adapterを導入し、2.5インチ SSDやHDDを入れ替えながらThunderboltインターフェイスで使用できるようになりました。Thunderboltインターフェイスの場合は特にそうですが、外付けドライブ製品を購入するより、内蔵ドライブをアダプターを介して使用する方が比較的安価なため、SSD・HDDをいくつか試しています。そこで問題になってくるのは「どう持ち歩く」についてです。最初に購入したSSDは元箱に入れたまま持ち歩いていたのですが、どうも心許ないうことで…。

ZEROSHOCKケース

特殊なものでは全くなく量販店などで売っているものですがZEROSHOCK ポータブルハードディスクケースを買ってみました。はじめは100円ショップで売っているようなもので済ませようとも思いましたが、これまで何度か買ったクッション性のある100円ショップのケースはしばらく使っていると大抵内側からスポンジのカスが出てきてしまいました。ドライブを入れるのにそれではマズイということで、ちゃんとしたケースにすることに。

ポータブル外付けドライブを入れる為のケースで、2.5インチドライブを裸で入れると余裕ができてしまいますが、プチプチで一巻きして入れればちょうどいいです。GoFlex Thunderbolt Adapterに差した状態でも入りそうですが、SATAコネクターが心配なのでそれはやらないようにします。

2012年9月15日

Seagate ハイブリッドHDDを購入

Seagate Momentus XT 750GB

Seagate Momentus XT 2.5-inch 750GB

HDDとSSDの特性を併せ持つ「ハイブリッドHDD」なる変わり種製品がSeagateさんから出されていることを知り、以前から気になっていたので購入してみました。SATAの2.5インチ HDDのため、同じくSeagate製のGoFlex Thunderbolt Adapterに装着してまずは使用してみます。Blackmagic Disk Speed Testで計測してみたところ…。

PC Watchさんの記事にも書かれているように、いくら「ハイブリッド」と謳われていても特別、SSD並みに速い訳ではないようです。ただ、アプリケーションの起動は速くなるようなので、MacBook Pro Mid, 2009の320GB 5,400rpmもHDDと交換することも考えています。

HGST Travelstar 750GB

HGST Travelstar 2.5-inch 750GB

ついでという訳ではないですがHGSTの2.5インチ 750GB HDDも一緒に購入。7,000円でおつりが来るぐらいで、近い将来SSDもこれぐらい手軽に買えるようになってもらいたいものです。

2012年9月14日

Launchpadがまともになってきた

Mac OS X Lion環境でのLaunchpad

Mac OS X Lionから搭載された、iOSのホーム画面のようなアプリケーションランチャー「Launchpad」ですが、アイコンの並びを設定しても次にMacを起動すると変わってしまっていたり、同じアプリケーションが2つ、3つと表示されてしまったりと、かなり使い勝手が悪く感じていました。ただ、iOSの画面には慣れているし、アプリケーションの種類ごとに分類が出来たりなどといったことがあり、そういった悪い点にも目を瞑りつつ使っていました。上の画像はFinal Cut Pro XをApp Store経由でアップデートしたところ、アイコンが3つに増えてしまったところです。

OS X Mountain Lionになり、Launchpadもアップデートされたようで、アイコンの並びを変えても次回起動時にもそのままになっているように思います。また、アイコンが増えるようなこともないようです。そもそもどのような位置づけなのかも現状のOS Xの中ではかなり微妙ですが、OSの進化の先にどのような形となるのか楽しみです。

2012年9月11日

メディアインストールと非メディアインストール

Norton Internet Security ディスクイメージ

一応念のためということでNorton Internet Securityを購入しました。Mac OS X Lion以上であれば2台のMacまでインストール可能になってり、MacBook Pro Retinaとウイルスバスター 2008だか2009あたりが入っていたMacBook Pro Mid, 2009にも一緒に。ウイルス対策アプリケーションを入れようかと考えたものの光学ドライブが付いていないのでどうしようと思っていたら、Symantecさんのサイトからダウンロード販売が行われていました。Webで購入手続きをしてコンビニで支払い、その日のうちにダウンロードURLとプロダクトキーが送られてきてダウンロードできるという、便利な時代になったものです。

USB SuperDrive

Norton先生はダウンロードで済ませてしまいましたが、それに対し、結局メディアでインストールしたアプリケーションもあります。いくらAppleさんが「もう光学ドライブなんて古い! 音楽もアプリケーションもWebからダウンロードしてね!」と主張しようが、まだもうしばらくの間は、どうしてもCDやらDVDやらBDやらディスクメディアは使っていく必要があると考えています。ちょうど以前買ったOffice for Mac 2008のライセンスが余っていたこともあり、Mountain Lionにも対応しているのならわざわざ買い直さずに済むので、USB SuperDriveを購入しました。

Office for Mac 2008 インストール

無事、もう4年前のOffice for Mac 2008はOS X 10.8.1 Mountain Lionにインストールできました。アプリケーションの起動は、HDDの時よりSSDの今の方が「若干」速い程度で、そもそも遅いのはしょうがないようです(笑)。

右側のUSB端子ちょっと良いかも

右側のUSB端子にHDD接続

MacBook Pro RetinaにはThunderbolt端子が2つとUSB 3.0端子が2つ付いており、Thunderboltは2つとも左側にあるけれど、USBは1つが左側、もう1つが右側ということになっています。どこかAppleらしくない感じがしていたのですが、使っていくうちに右側にあるのがちょっと良いかも知れないと思うようになってきました。理由はただ単純に、外付けを複数台接続して同時に使う際にMacBook Proの左側がゴチャゴチャしない、それだけです。

以前から持ち歩いて使っているLaCie little disk triple 500GBはちょっとしたデータの読み書きであれば、FireWireではなくHDD本体から出ているUSB 2.0ケーブルで接続して使っていました。FireWire端子がなくなってしまったため、今後は軽いデータ専用のUSB接続HDDとして、主に右側に置いて使うことになりそうです。

Thunderbolt to FireWireアダプターで接続

FireWire接続で以前から使用しているHDDはThunderbolt to FireWireアダプターで。

GoFlex Thunderbolt Adapter + 非純正SSD

SATAの2.5インチ 内蔵SSDやHDDが裸のまま差せて、しかもインターフェイスがThunderboltのSeagate製アダプターがあることを知り、さっそく購入してみました。立ちませんが、使い方としては裸族のお立ち台みたいな感じです。

Seagate GoFlex Thunderbolt Adapter
Seagate GoFlex Thunderbolt Adapter

Seagate製の専用ディスクを差すというのが本来の使用方法で、それ以外を差した場合は保証外。専用ディスクは高価なので(笑)非推奨は承知の上でCrucial M4 256GBを一緒に購入して使用しています。HDD並みになるにはまだまだですが、256GBぐらいは値段も手頃になってきました。

Seagate GoFlex Thunderbolt Adapterを接続

もともとの仕様でSSD・HDDとアダプターに隙間があり、浮いた感じになってしまいます。端子に負担をかけていないかと気になっていましたがyamaq blogさんの記事で紹介されていた2.5'' HDDカバーを使用することで解決。分かりづらい写真ですが。

Before
2.5インチ HDDカバーを装着する前
After
2.5インチ HDDカバーを装着する前

まだ重い作業に使ったりはしていませんが、Blackmagic Disk Speed Testで計測したところ、Write 約230MB/s、Read 約380MB/sとかなり高速でパフォーマンスに期待が持てます。

Blackmagic Disk Speed Test 計測結果

2012年9月9日

Mission Control グループ化しない設定

Mission Control 設定画面

Mac OS X Snow LeopardからLionにアップデートし、一番「アップデートしなければよかった!」と思ってしまったのはExposeとSpacesが統合された、Mission Controlを使ってみた時。ウインドウの切り替えはほぼExposeで行っていた私にとって、LeopardからSnow Leopardにアップデートした際に、Expose画面の下の方に「しまったウインドウ」も表示されるようになるという地味な変更がかなり良いと感じたという記憶がありますが、LionになってのMission Controlは正直改悪としか思えませんでした。何より同じアプリケーション内、例えばFinderの複数ウインドウを切り替えたい時など、グループ化されて重なりあってしまい、かなり切り替えがしづらかったです。

そしてOS X Mountain Lionにアップデートし、Mission Controlの設定で「ウインドウをグループ化」というチェックを外すことで、同じアプリケーションで重なり合うことがなくなりました。これは嬉しい変更。ようやくExposeの使い勝手にちょっと戻った印象です。仮想ウインドウの切り替えも、切り替わった後にデスクトップアイコンが「ふわっ」と表示されるのではなく、もともと「そこにある」ように変更されたり、地味に改良されています。

とりあえずFinal Cut Pro 7と決別

DockのFinal Cut Pro X アイコン

以前使っていたMacBook Pro Mid, 2009ではFinal Cut Studio(2009)とFinal Cut Pro Xを同一パーティション内に入れ、アプリケーションフォルダ内でStudio(2009)関連アプリケーションのみフォルダを別にするというあまり推奨されないやり方で共存させていましたが、新しいMacを使い始めたのをきっかけとして、とりあえず一旦Final Cut Pro 7と「決別」してみることにしました。もしかすると必要に迫られて入れるかも知れないけれど、とりあえずということで。

2012年9月8日

MacBook Pro Retina購入したものの初期不良

これまで使っていたMacBook Pro 15.4-inch Mid, 2009に代わってMacBook Pro 15.4-inch Retina Display Modelを7月末に購入。届いたのは8月中旬でした。

MacBook Pro Retina 箱

注文から納品まで2週間ほど要し、ついに来た!! ということで到着した日に開けてさっそく使おうと思ったのですが…。

MacBook Pro Retinaの悲劇

SSDとはいえ最初の起動で少し時間がかかっているのかな、ぐらいにしか考えていなかったですが、あまりにも「林檎マーク」が出てくるまでが遅すぎる…。しばらく待つと上の写真のような表示が。これはOSが見つからないということなのでしょうか。

MacBook Pro Retinaの悲劇

インターネットを介したOS リカバリという初めてのことをしてみました。無事OS X Mountain Lionがダウンロード出来たようで、OS X インストール画面が表示されましたが、なんとOSのインストール先として内蔵SSDが認識されていない! これではいくらOSがダウンロードできても仕方がありません…初期不良のショックで写真取り忘れました。

後日Apple Storeに持って行き、Genius Barで看てもらったところ「内蔵SSDが認識していないようです」とのことであえなく返品交換という運びに。Apple Online Storeでカスタムしての購入なので、Apple Storeでは「修理」しか対応できず「返品交換」はApple Online Storeのサポートに相談してくださいと言われ、軽いたらい回し感を味わいつつ電話。

だいたい1週間後に新しいモノが届き、起動してみたところ、当たり前といえば当たり前ですが「林檎マーク」が表示され、ヘンな感動を味わいつつ、そして最初の起動にも関わらずSSDはやはり高速だった! というもう一つの感動で、もはや初期不良のことなどその時点で忘れることができました。

到着から3週間ほど経っていますが、快適に使えています。