Final Cut Pro 7で編集した動画をYouTubeにアップロードする場合、QuickTime変換かCompressorに送信してH.264などに変換を行ってから、Webブラウザ上でYouTubeにアクセスして書き出したQTデータを選択してアップロードして…という一連の流れがありましたが、Final Cut Pro Xでは「共有」メニューから「YouTube」を選ぶことで変換から自分のアカウントへのアップロードまで自動的にやってくれました。これまで使ったことがなかったので、実際に使うまではYouTube用に変換設定が用意されているのかと思っていました。ほかにもFacebook、Vimeoといったメニューがあります。
設定画面でアカウント名とパスワード、動画タイトルや説明を入力します。変換が完了したあとにアップロードの工程に入ると別ウインドウが表示されるのかと思いきや、「Share Moniter」の詳細情報ではYouTubeにアップロードが完了すると「100%」となりました。そういえば、Share Moniterは以前は「Batch Moniter」という名称だったので何かまだ違和感があります。
この変換からアップロードまで自動的にやってくれるのは確かに便利ですが、何でも自動というのも考えもので、変換完了後に映像と音声のプレビューができるといいように感じました。今回試した際には一度「このムービーをプライベートにする」にチェックを入れ、YouTubeアップロード完了後にすぐに一般公開されないようにするよう対応。